近視は治るって本当?視能訓練士が分かりやすく解説!
「近視は治る」と、耳にしたことはありませんか?近視は遠くのものが見えづらい状態で、とてもたくさんの人が日常生活に不便を感じていますよね。
しかし、どんな方法でどれぐらい治るのか、本当に治るといえるのなど、詳しく知りたいことでしょう。
そこで今回は、近視は治るのは本当なのか、ものを見ることのスペシャリストである視能訓練士が分かりやすく解説していきます。大変役に立つ内容ですから、ぜひ読んでみてください。
- 近視とは?
- 近視とは遠くが見えづらい状態のこと
- 近視と判断される条件
- 近視の種類
- 軸性近視
- 屈折性近視
- 近視の主な原因
- 目の酷使
- 近くばかり見る生活
- 遺伝
- 近視は治すのではなく「矯正」するもの
- 近視を矯正する主な方法
- 眼鏡・コンタクトの使用
- 視力トレーニング
- レーシック手術
- ICL(眼内コンタクトレンズ)手術
- 日常生活の中で近視を予防する方法
- 適度に目を休ませる
- 意識して遠くを見るようにする
- 栄養バランスのよい食事をする
- 良質な睡眠を心がける
- 定期的に視力検査を行う
- 目元専用エステに通う
- 近視による目の不快感の改善にはEYECARE(アイケア)がおすすめ
- EYECARE(アイケア)とは?
- EYECARE(アイケア)が近視の不快感を改善できる理由
- EYECARE(アイケア)によるそのほかのメリット
- 美容院感覚で通えるリーズナブルさも魅力
- まとめ
近視とは?
はじめに、近視とはどんな状態か、どんな種類があるのかなどについて詳しく見ていきます。
近視とは遠くが見えづらい状態のこと
「近視」とは、目の屈折異常により遠くに焦点が合わず、ピンボケしている状態を呼びます。眼球内に入った光が、網膜上ではなく、手前でピントを結んでしまうことが特徴です。
一方、網膜上でピントが合う状態を「正視」、理論上網膜より後ろで合う状態を「遠視」と呼びます。「遠視」は近視と反対で、近くのものが見えづらいと感じる状態です。
近視と判断される条件
近視は、適切な方法により視力検査を行うことで判断できます。一般的に、裸眼で5m離れた場所から視力表の1.0のランドルト環が判別できない状態です。このとき、目を細める、当てずっぽうで回答するといったことでは、正確に判断できないので注意しましょう。
なお、眼科を受診すると、より正確に判断できます。眼科では、視力検査のほかに医師による診察により、近視の種類を正確に把握することも可能です。
近視の種類
近視は、大きく分けて「軸性近視」と「仮性近視」の2種類があります。それぞれの特徴について、解説します。
軸性近視
軸性近視とは、目の奥行きが何らかの原因によって物理的に伸び、網膜より手前でピントが合ってしまう状態です。屈折異常がないのにも関わらず、近視状態になっています。
軸性近視であっても、適切な方法により矯正し、十分な視力を得ることは可能です。ただし、強度近視(度数が-10D以上)になると、矯正しても1.0の視力を出すのが難しいことがあります。
仮性近視
何らかの原因で、一時的にピント調整がうまくできない状態を仮性近視と呼びます。ものを見るときに、水晶体の厚みを調節する毛様体が過度に緊張し、厚みを保ったままになるのが特徴です。そのため、遠くのものが見えづらいと感じます。
仮性近視は一時的なものなので、適切な治療や対処により改善する可能性が高いといえます。
近視の主な原因
ここでは、近視の主な原因を詳しく取り上げます。
目の酷使
近視の原因の一つが、目の酷使です。目は起きている間、常に使い続けることになります。さらに、長時間パソコンやスマホを見続ける、細かな文字を読み続けるといったことにより、目に大きな負担がかかります。
すると、目の周辺の筋肉が疲労し、ピント調節機能がうまく働かずに遠くが見えづらい状態になるのです。目を酷使している自覚がある人は、意識して目を休める必要があります。
近くばかり見る生活
近くばかり見る生活を送っていると、高確率で近視になります。たとえば、長時間スマホやパソコンの画面を眺めている、近距離でテレビ番組を鑑賞する、読書にふけるといった感じです。
近くばかり見ていると、目の毛様体が緊張したままになり、ピントが近くを見ている状態で固定されてしまいます。すると、遠くを見たときに、いつもよりぼやけていると感じるのです。
遺伝
親が近視だと、子どもが遺伝により近視になりやすいものです。特に、目の大きさや奥行きによる軸性近視は、親から子どもに遺伝しやすいといえます。
また、親が仮性近視の場合、近視になりやすい生活習慣などが親から子どもへ自然と受け継がれ、子どもが近視になることがあります。
近視は治すのではなく「矯正」するもの
実は、近視は治すのではなく「矯正」するものです。近視は、毛様体の緊張や眼軸が長いなどの理由によって起こります。近視は、目の屈折異常により遠くが見えづらい状態ですが、病気ではありません。したがって、治すという表現は適さないのです。
実際に、信頼できる団体・医療機関などでは、近視は「矯正」するものだと定義しています。反対に、近視は治ると断言しているところは、信用できないといってよいでしょう。
近視を矯正する主な方法
眼鏡・コンタクトの使用
近視を矯正する方法として、一番に挙げられるのが眼鏡・コンタクトの使用でしょう。実際に、視力矯正の方法として、多くの人が利用している方法です。自分に合った、適切な度数の眼鏡やコンタクトは、装着するだけで簡単に近視を矯正できます。
眼鏡は、近視を矯正するためだけでなく、おしゃれアイテムとしても人気です。一方、コンタクトは、眼鏡をかけるのが苦手な人、強度近視などでかけると印象が大きく変わってしまう人などにおすすめといえます。
視力検査は眼鏡店などで行うことも可能ですが、医療機関にて行い、処方箋を出してもらうと安心です。なお、眼鏡・コンタクト共に消耗品であるため、定期的に交換する必要があり、意外とコストがかかります。
視力トレーニング
仮性近視の場合、視力トレーニングを行うことで矯正効果が期待できます。視力トレーニングにより目の周辺の筋肉を鍛えることで、ものを見る力を高める方法です。
視力トレーニングは、国家資格である視能訓練士の指導を受けて行いましょう。視能訓練士はものを見るエキスパートであり、適切なアドバイスを受けられるのもメリットです。
ただし、視力トレーニングの効果には個人差があるため、必ずしも誰もが劇的に改善するとは限りません。また、すぐに効果が出るものではなく、一定期間、定期的に通って様子を見ることが必要です。
レーシック手術
近視を改善する方法として、レーシック手術も挙げられます。レーシック手術は、目の角膜に特殊なレーザーを当てて角膜のカーブを物理的に変える方法です。手術後は、裸眼で遠くのものをハッキリ見ることができます。
レーシック手術はすでに数多くの症例があり、成功率も高いことが特徴です。メガネやコンタクトに頼らず近視を改善したい場合は、検討してみるとよいでしょう。
ただし、手術後にドライアイやまぶしさを感じる、強度近視は対応できないなどのデメリットもあります。また、手術費用が数十万円ほどかかるのが一般的です。
ICL(眼内コンタクトレンズ)手術
ICL(眼内コンタクトレンズ)手術も、近視を改善する方法の一つです。角膜を削らず、目の中にレンズを挿入して近視を矯正します。ICL(眼内コンタクトレンズ)手術もレーシック手術と同様に、安全性が高い手術です。
一度手術すれば、半永久的にレンズを入れ替える必要はありません。術後は、定期検診を受ける必要はありますが、眼鏡やコンタクトが不要になります。
ただし、こちらも手術費用が数十万円ほど必要です。また、レーシック手術と同様のリスクがあることを理解しておきましょう。
日常生活の中で近視を予防する方法
近視を進ませないためには、日常生活の中でも気を付ける必要があります。ここでは、近視予防に効果的な方法をご紹介しましょう。
目を適度に休ませる
まずは、目を適度に休ませましょう。目に疲労がたまると、目の周辺の血流が悪くなり、筋肉を凝り固まって、ピントが合いづらくなります。
目安として、スマホやパソコンを1時間ほど使用したら、10~15分程度休憩してください。このとき、できたら目をつぶったり、ホットアイマスクなどで目を温める、涙の成分に近い目薬を差すなどを行ってみるとよいでしょう。
意識して遠くを見るようにする
近くばかり見ていると近視が進んでしまうため、意識して遠くを見るようにしましょう。窓の外や空をぼーっと眺めていると、目の疲れが取れます。また、適度にリラックスできて、気持ちがリフレッシュするのもメリットです。
また、休日は、ウォーキングやハイキングなど、自然に触れつつ体を動かすのもおすすめです。意識しなくても遠くをよく見ることになり、近視予防に効果があります。
栄養バランスのよい食事をする
普段から、栄養バランスのよい食事をすることも、近視予防につながります。特に、目によいとされるのは、ビタミン類です。ビタミン類が多く含まれている野菜や果物をはじめ、肉・魚などを多めに摂取しましょう。
食事だけでは難しい場合は、サプリメントを上手に活用すると、簡単に栄養バランスを整えることができます。ただし、サプリメントは、気軽に摂取できる半面、摂取過多になりやすいので注意してください。
良質な睡眠を心がける
近視予防のためにも、良質な睡眠を心がけましょう。目の疲れを回復させるには、良質な睡眠が必要不可欠です。睡眠不足では、目の疲れを十分に回復できず、翌日に持ち越してしまいます。
これでは、近視が進んでしまうのも当然です。また、近視だけでなく、全身の不調にもつながってしまいます。良質な睡眠を心がけることは、基本中の基本といえるでしょう。
定期的に視力検査を行う
近視をこれ以上進ませないためにも、定期的に視力検査を行うことをおすすめします。近視が進んでも、はっきり自覚できるまで放置する人が多いものです。しかし、日常生活に困るほど進んでからでは、矯正するのが大変になってしまいます。
仮に矯正できても、コンタクトや眼鏡の度数が急激に変わります。すると、違和感を覚えやすく、慣れるのに時間がかかることでしょう。目の状態を常に把握するためにも、ぜひ、定期的に視力検査を行ってください。
目元専用エステに通う
近視による不快感をを改善するには、目元専用エステに通うのもよい方法です。近視になると、ものを見るときに目の周辺の筋肉に無意識に力が入るものです。そのため、眼精疲労や頭痛・肩こりなどの不快感の原因になることがあります。
目元専用エステに通っても、それだけで近視予防になるわけではありません。しかし、今、近視による不快感でお悩みなら、そのほかの矯正方法と併せて試してみる価値はあるといえます。
近視による目の不快感の改善にはEYECARE(アイケア)がおすすめ
近視による目の不快感にお悩みの方には、私どもでご提供しているEYECARE(アイケア)がおすすめです。
EYECARE(アイケア)とは?
EYECARE(アイケア)とは、私どもシェアリングヘルスが提供している、目元専用エステです。目元美容に関する専門知識を習得したアイケアリストが、高性能な専用マシンを主に使い、丁寧に施術していきます。
EYECARE(アイケア)は、針とメスを一切使いません。そのため、痛みや副作用・失敗といったリスクがないのです。また、ダウンタイムも発生しません。なお、EYECARE(アイケア)は医療行為ではありませんが、「ものを見るスペシャリスト」で国家資格である視能訓練士が監修しています。安全性はお墨付きですから、安心して施術をお受けいただくことが可能です。
EYECARE(アイケア)が近視による不快感を改善できる理由
目元専用エステであるEYECARE(アイケア)を受けると、目元周辺の血行がよくなり、疲労物質が取り除かれて筋肉のコリもほぐれます。すると、目元が軽くなって不快感も消え、目の開きがよくなり、ものを見やすくなるのです。
また、眼精疲労・頭痛・肩こりといった不快な症状も軽くなります。近視による不快感にお悩みの方は、ぜひお試しになってみてください。
EYECARE(アイケア)によるそのほかのメリット
EYECARE(アイケア)は、近視による不快感を改善するだけにとどまりません。たとえば、以下のような美容面のお悩みを同時に改善できます。
- 目元のしわ・しみ・たるみ・くま・くすみ
また、EYECARE(アイケア)を受けていただくと、多くの皆さんが「よい感じにリフレッシュできた」とおっしゃっています。
美容院感覚で通えるリーズナブルさも魅力
EYECARE(アイケア)は、美容院感覚で通えるリーズナブルな点でもご好評をいただいています。具体的には、以下の通りです。
- アイケアコース(20分):4,500円
- アイケア&スキンケアコース(60分):10,000円
上記のほかにも、定期的に通いやすいお得なチケット制もございます。EYECARE(アイケア)は1回でもはっきりとした効果を実感できますが、2週間~1か月に1回程度、定期的に通っていただくとより効果的です。まずは、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
近視は遠くが見えづらい状態ですが、病気ではないため、「治る」という表現はふさわしくありません。しかし、適切な方法で「矯正」することで、遠くの見え方を改善することは可能です。
近視を矯正するには、さまざまな方法があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身が納得できる方法を選ぶとよいでしょう。
なお、近視による不快感の改善には、私どもでご提供しているEYECARE(アイケア)がおすすめです。目元周辺の血行がよくなり、筋肉のコリがほぐれて不快感がスッキリします。また、目元のむくみが取れてが目が大きく開くこともあり、「ものが見やすくなった」との声も多数です。ぜひ、ご自身でお試しいただき、快適さを実感してみてください。
お問い合わせはこちら
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著者プロフィール
氏名:三原昂洋
役職:視能訓練士
出身病院:帝京大学病院
専門得意分野:基礎医学大要、基礎視能矯正学、視能検査学、視能障害学及び視能訓練学、目元美容
経歴:帝京大学医療技術学部視能矯正学科卒業 2012年卒業
臨床経験の後、シェアリングヘルス株式会社にてヘルスケア事業に従事。健康で魅力的な目元をつくるリラク&エステ施術を監修。効果検証1,000件のエビデンスを基に店舗サービスを開始した。